転勤族や他県から香川県に嫁いだ人からよく聞くのは塾の広告が多いということです。
香川県で生まれたときからずっといると当たり前にしか思わないのですが、とても広告が多いそうです。
ただ、塾の広告を入れても実際は一年に一回位しか反応はないらしいです。
結局は口コミで人気のあるところから埋まっていくようです。
ある程度の人数が集まると募集も終わります。
今は大手の塾も増えましたが昔からやっている個人の塾もいまだに根強い人気があります。
ただ、個人のところは先生も大人数になると対応に困るのである程度の人数が集まると募集はやめてしまいます。きっと指導が手薄になるのを心配してのことだと思います。
なのでそういう塾は兄弟姉妹のいるところが優先的になります。
塾の先生も儲け主義というよりは生き甲斐やプライドのような意気込みでしているように思います。
小学校から塾に行く子どもも多いです。また、お稽古ごとにはスイミングやピアノが人気があります。サッカー、野球、バスケット、空手やバレエやテニス、絵画教室やお習字もあります。
どうしても団体競技などスポーツは試合が日曜日になるので親が送迎をしています。公共の交通網が発達していないのでどうしても大きな車を持っている親が他の子どもも乗せて競技場までの送迎をしていることが多いです。帰りは乗せてもらったこどもの親が迎えに来ることもあるし、逆に今度は乗せてあげた子どもが別の親の車で帰ることもあります。その辺りは親の仕事の都合に合わせて調整します。
都会であれば電車があって競技場まで子どもだけでも行けるのにと、神戸から嫁いできた人は驚いていました。
結局、車がなかったり、親が日曜日に休めない仕事の子どもは上手な子どもでもなかにはそういう事情を知って別のスポーツに切り替えることもあるようです。
それでも中学生になるとお稽古ごとはほとんどの子どもはやめて塾に切り替えています。
また、小学校のスポーツ少年団だった子どもは中学校の部活になります。
私の時代にはまだ自分で徒歩や自転車で学校が終わると行っていましたが、私のこどもの頃からはほとんどが親がお稽古ごとや塾の送迎をしています。
そして中学生はかなりの人数が塾に通っているのではないでしょうか。
部活が終わってからなので子どもも大変だと思います。
テスト期間中は部活が休みになるのでその時間に合わす塾もあります。
そしてほとんどの子どもは高校に進学します。
約90パーセントは公立の高校や国立の高等専門学校に残りの約10パーセントが私立の高校に進学しています。
高校に進学しない子どもはとても少ないです。
とはいえ、最近は少しずつ状況も変わってきたようで駅の周辺に通信制の高校が何軒かできてフリースクールというらしいのですが毎日通うのではなくて1ヶ月に何回か通ってレポートを提出して高校の資格を取ることもできるようです。
このように親は子どもにお金をかけて塾やスポーツをさせる家がとても多いです。
学校以外のお稽古ごとや塾代もたくさんかかっていますがそのためのガソリン代や学校から塾までの夕方の食事にコンビニやハンバーガーなどの食費等目に見えないお金もかなりの額になるのではないかと思います。
とはいえ、やはり我が子なのでそこは可愛いだろうし、子どもにお金をかけることには抵抗がない県民なのかもしれません。
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