お祭りと結婚

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コロナの為に二年ぶりや三年ぶりにお祭りが再開しているようです。

香川県は西になるほど神輿が派手になります。

昔から西になるほど神輿が大きくて高価な物になっていくみたいです。

観音寺辺りになると朝から晩までずっと太鼓が鳴り響きみんな命懸けで神輿を担ぐようです。

また、県をまたいで愛媛まで同じような流れで神輿が派手になっているようです。

また、最近は結婚式もコロナの為に簡素化されてはいますが嫁入り道具も西になるほど派手になっていました。

私の母親の嫁入りの頃は近所の人たちが家に来てどんな嫁入り道具を持ってきたかをタンスを開けてみんなで見ていたそうです。

今ならそんなことをするとプライバシーの侵害とかで問題になりそうですが、50年も60年も前の時代には当たり前のように行われていたそうです。

とはいえ、私の頃もまだその名残は残っていましたが…。

バブルの頃でもあったので私の従兄弟は結婚式のお色直しを6回して、ほとんど食べる時間がなかった、とか言っていました。

私も従兄弟と同様に洋服ダンスセットや鏡台や座布団夏用20枚、冬用20枚に着物に帯も5種類に浴衣5着に、着物も訪問着と喪服の夏用と冬用を用意してくれました。それ以外にも色々大変だったとは思いますがたくさん準備してくれましたね。浴衣は母の手作りでした。母は独身の頃に洋裁学校に行っていたのでよく私の服を作ってくれました。それにしても本当に素敵な浴衣でした。結局、浴衣は私の娘が着ました。そして、喪服は父親の葬式の時にしつけ糸をのけて着ました。

なんだかその事を思い出すと涙が出そうになります。

お葬式の時に姑が名前を書いときなさい、と言われたのですが着物にはすでに私の名前が刺繍されていました。

本当に親の愛情を感じた瞬間でした。

今はコロナのせいもあり結婚式を見送ったり、写真だけやごく少数の身内だけで行うことも聞くようになりました。

冠婚葬祭もだんだん時代とともに変化してきているのだと思います。

結婚して新しい家族ができて身内が増えていくと同時にこれまでの身内とのつながりもだんだんと薄くなっていくのが少し寂しいような気もします。

 

 

 

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