瀬戸内海歴史民俗資料館の入館料と見ごたえは?また、混み具合や駐車場と感想は?

スポンサーリンク

今回は五色台山頂にある瀬戸内海歴史民俗資料館に行ってきました。
高橋克夫作品展という写真展をしていました。民具が専門というのを聴いていたのでどんなものかとても興味がありました。

入館料はいくら?

入館料は無料でした。昔は入館料があったように思うのですが今は無料となっています。

見ごたえはどうでしょうか?

無料のわりにはたくさんの民具が展示されて見ごたえがあると思います。展望台もあります。

展示品には雨乞いの龍やクジラの骨、船の模型、漁業で使っていた網や道具、海女さんの服等がありました。重要文化財の和船もたくさん展示されています。昭和40年代頃におばあさんが乳母車のような車を手で押しながら魚を売っていたのを見たことがあったのですがその当時の車や写真も展示されていました。民具はとても多く当時の情景を思い浮かべました。たこつぼも見たことがあったのですが3種類くらい置いていました。海苔の養殖もすっかり忘れていましたが確かにしていたことを思いだしました。魚の標本もあり今でも釣れる魚も展示されていました。瀬戸内海の漁業がどのような道具を使ってしていたか、またどのようにして魚が売られていたか等実際に使われていたものが展示されています。また、漁業だけでなく、伝承菊や雨乞いのうちわやお神輿等を見れば香川県民がどのような生活をしていたか、また昔から水不足でどんな工夫をしていたか等が民俗学的にもわかるように工夫されて展示されていました。

階段があり上り下りしながらの展示となっているので車椅子の移動はかなり厳しいかもしれませんがかなり広いので一度にたくさんの人が来ても前の人の頭で見えないということはないでしょう。なぜか猿やいたちの標本までありました。また赤ポストもありました。昭和の時代の民具が中心だとは思いますが古い家ならまだ家にあるのではと思うような民具もあり懐かしさを感じました。

瀬戸大橋ができる前に土の調査がたくさんされていたようでその土の標本もたくさん展示されていました。

瀬戸内海周辺を民具を通して昭和40年代から瀬戸大橋ができるくらいまでの当時の人々の生活を学ぶのにはとても貴重な展示物がたくさんあり、見ごたえのあるものとなっていると思います。

入り口前付近には灯台が二つあります。

屋上があり、展望台になっています。360度瀬戸内海を一望できます。望遠鏡はありません。

建物の外観がとても綺麗です。当時はとても斬新だったのではないでしょうか。建築家の山本忠司さんの設計でたくさんの賞を受賞しています。また、山本忠司さんは香川県の職員でもあり、1952年にはフィンランドオリンピックの三段跳びの日本代表選手にもなりました。この時に、ギリシャ、イタリアにも行かれています・また。丹下健三さんの香川県庁舎の計画にもかかわっていたようです。また、イサム・ノグチさんや流政之さんなどとも一緒に香川県の有名な公共建築にもたづさわっていたようです。

混み具合は?

日曜日でしたが2,3組だけでした。広いので混むことはなかったです。観覧している途中で20人くらいの人たちが入ってはきましたが、ちょっとざわざわしたくらいでした。

駐車場は?

駐車場は広いです。ただ、舗装していないので砂利道の上に駐車するようになります。また、よくみると砂利道に動物のフンもありました。イノシシが出るらしいのでイノシシのフンだったのかもしれません。

感想は?

良かったです。3月だったこともあるのか、お天気も良く、展望台からみる瀬戸内海は穏やかで船が何艘も浮かんでいました。穏やかな瀬戸内海らしく時間がゆっくりと過ぎたような一日となりました。資料館なので派手さはありませんが、ドライブがてらにのぞきに来ると癒されると思います。

途中、ツーリングコースにもなっているのかバイクの人達が何台も走っていました。

難点といえば、お土産屋さんも食堂もありません。また、場所も遠いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました